2012年10月27日土曜日

カンボジアでマッサージ業を経営する#9

みなさん、こんにちは。
「カンボジアでマッサージ業を経営する」シリーズ第9話。

現地でカンボジア人と仕事をしていくことについて色々書きましたが、突き詰めるところ、問題が発生するポイントは、
日本人が「どうしてもこうしたい!」てことがカンボジア人には「どうでもいいこと」ってことなのかな。
チャイで言うと「どうしてもBGMを流したい」
スタッフからしたら「どうでもいい」
という現象。

そこで検証が必要なのは、
・日本人の「どうしてもこうしたい!」がどれだけ重要か、客観的に洗い直してみる必要があるってこと。
必要性のないこだわりだったり、実際の営業で影響を持たないのであれば諦めることも大切です。

・カンボジア人の「どうでもいいこと」が本当にどうでもいいことなのかも洗い直しましょう。
もし確実に問題を生む可能性が潜んでいるのであれば、どんなに時間をかけても説得し、理解させるべきでしょう。
この逆のパターンももちろんあるわけですが、どちらかというと日本人の「こうあらねば!」感のほうがはるかに強いようです。

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それと、カンボジア人を知るヒントとして、もうひとつお話ししておきたいことがあります。
カンボジア人はこだわりがなさ過ぎて主義主張が無いように見えます。
普段自分の主張を通そうと頑張ることも少なく、交渉術とか議論することにあまり慣れていません。
なので、彼らからこうしたい!という申し入れがあったときは、軽い冗談か、もしくはよっぽど迷いに迷って深刻に相談してくると思ったほうがいい。
冗談で言ってきた場合はいいのですが、深刻な場合に「無理だ」「ダメだ」と一蹴すると、議論の組み立てが分からないからとても不条理なやり方をして来たり、激怒したりするんです。
外国人である我々と彼らとのオープンな議論の方法、要望の吸い上げ方、など風通しがいいほうがベターですね。
普段から心がけておけば、あらぬトラブルにつながることは抑えられるでしょう。

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